92.何かあったらどうする症候群
2024.07.01
元陸上選手の為末大氏が、SNSで私たちの国は「何かあったらどうする症候群」にかかっていると発信していた。それは社会に安定と秩序をもたらすが、副作用として停滞を生み、個人の可能性を抑制すると言う。
私なりに解釈すれば、変化を恐れ、安定と現状維持を無意識に優先し決定していることを指していると思っている。
この症候群は50歳以上の人たちに多いだろう。何かを変えることに非常に抵抗する年代。経験と実績からの意見も当然重要だが、反面「現状維持は衰退の始まり」とも言う。
私は無謀な変化を推奨しているわけではないが、時代は日々変化していることも事実だ。私はリスクを正しく認識し最小限に抑える備えをしながら、諸先輩の経験・知識と若手社員の柔軟な発想を生かした組織(会社)へ行動することが重要だと思っている。
私の大好きな言葉は「やってみなはれ」。サントリーの変化を恐れずチャレンジ精神を鼓舞した言葉だ。