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421.悲しんでいる

2025.05.28

 日経新聞の特集コーナー「風見鶏」に「福沢諭吉は悲しんでいる」との記事を載せていた。

 1860年福沢諭吉が25歳の時に、日本を出発して37日かけてアメリカ(サンフランシスコ)の地を踏んだ。過酷な航海だったに違いない。諭吉はアメリカのおもてなしに心からしみたらしい。日本人の食事や風呂などの習慣を全て調べて接待してくれたと言葉を残している。帰国の途に就く時の船の修理代もアメリカは受け取らなかったそうだ。かゆいところに手が届くもてなしを通じて、アメリカの文化・社会そのものが諭吉の理想を体現していたと学者は論じている。

 スピーチを「演説」、ディベートを「討論」と訳したのは諭吉だ。今のアメリカは「王」・ドラえもんのジャイアンのように振る舞っているトランプ大統領。アメリカ第一主義を振りかざし、討論ではなくディール(取引)で相手をねじ伏せるやり方だ。

 諭吉が「極楽世界一」と評したアメリカ。世界が憧れたアメリカ。ほくそ笑んでいる中国の顔と悲しんでいる諭吉の顔が交差している。