404.同意なきTOB
2025.05.12
ニデックが地方裁判所の判断を受け、牧野プライス製作所へのTOBを撤回すると発表した。
ニデックがTOBを撤回した理由は、経済的損害を被る可能性を考慮したためとしているが、私は当初よりこの敵対TOBは上手くいくとは思っていなかった。 海外事例を元に、国が同意なきTOB(私は敵対的TOB)に対し、お墨付きを与えたかもしれないが、事前接触もなくいきなり買収を提案し公表する方法は、乗っ取りのイメージがつきまとい、牧野プライス製作所の役員、社員、主要株主からの反発もあった。結局は浪速節の国民性の日本には向かない。
本件が発表になった翌日、東北金型工業会に牧野プライス製作所の社員も参加していたが、私を含めて全員が拍手で今回のニデック撤退を祝った。