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131.絶対的権力者

2024.08.09

 今日の新聞に「小林製薬、紅麹から撤退」の記事が掲載されている。

 小林製薬が今後全社を挙げて取り組むとした項目が、

1.被害者への謝罪と補償

2.品質安全確認と再発防止

3.企業理念の見直し

4.経営体制の抜本的見直し

5.従業員との対話

 1と2は当然やるべき項目だが、3.4.5についてあえて取り組む姿勢を見せるのは、絶対的な権力者の影が見える。小林製薬には創業者出身で48年間代表権を握っていた会長がいる。死亡者も出ている今回の重大事件に対して、まだ1度も表に出て謝罪していない。ビックモーターでも同じようなことがあった、絶対的権力を誇っていた副社長(社長の息子)が、謝罪会見をドタキャン(海外へ逃亡の噂)して結局は1度も表に出てこなかった。逃げているよう見える様を見て社員はどう思うだろう。

私の推測だが、だいたいこの手の問題は経営層と現場の風通しが悪い👎。現場の実務に経営層が精通しておらず、現場サイドから報告や相談ができていない。経営層は権力者に悪い報告をしない。体裁だけ整える。言われたことしかやらない。

 今回の件で小林製薬の会長は責任を取って顧問に就任したが、月給は通常の4倍の200万円。会長自ら提示した額だそうだ。年収3億円の会長からしたら200万円は大した額ではないかもしれないが、世間から見たら反省の姿が見える額ではない。承認した新社長他役員は会長の呪縛から本当に解放されるのか?他人事ながら心配だ。

FNNプライムオンライン