159.弱点
2024.09.06
先日ある会合で、日本銀行秋田支店長 片桐氏の講演を聞く機会があった。演題は「最近の秋田経済について」。
その中で県内業種別景況感の項目で、全国の数字と大きく乖離している2項目が気になった。一つ目が宿泊・飲食サービスの業況判断が6月で▲20P、理由はインバウンドの弱さ。二つ目は経常利益が全国平均と大きく劣後している。人件費高騰分を価格に転嫁できていないと言うのか日銀の見立てだ。
どちらの項目も言われてみれば、秋田県民らしいと言えるかもしれない。昔から観光地は殿様商売と言われていたし、値上げ交渉は秋田弁で「しょし」からなのでは?
我が業界は今厳しい業況だが、価格競争力と価格の転嫁は相反するかもしれないが、するべき事はしっかりやっていかなくてはならないと思っている。