155.ネーミングの妙
2024.09.02
商品には印象的な名前や遊び心たっぷりの名前をつけてヒット商品に結びつけていることがままにある。
有名なところでは桃屋の「ごはんですよ!」1978年に発売され長く愛されている商品。当時の社長の奥さんが子供達に「ごはんですよ!」と呼びかけているのが聞こえて、ひらめいた名前だそうだ。CMに三木のり平を起用したのも「のり平」と「海苔」に通じることから、社長からのたっての頼みだったそうだ。
今、大ヒットの草刈機がある。名前が「草刈機まさお」。作っているのが「義理と人情」を経営方針に掲げる産業機械メーカーで売上100億円を超えている。この会社は遊び心たっぷりで、現会長(先代社長)がダジャレと演歌が大好きとのことで、その他にも面白いネーミングを付けている。「安全湿地帯」「芝耕作」「男前刈清」「北国の春・・・男」「三輪駆動静香」など1度聞いたら忘れられない。ちなみに生産拠点の名前は「演歌の森うきは」だそうだ。同社のネーミングは苦情ギリギリだと思うが確かに面白い🤣
世の中、名前だけでは売れるのは僅かで、同社が選ばれたのは、ネーミングと同時に「お客さんのニーズにあった商品」を徹底したことらしい。同じ製造業として参考としたい。